2025年7月15日(火)

朝早くから働き続け、体は疲れ果てていたので、ほとんど立っていられないほどでした。
体は休息を求め、心は重い悩みでいっぱいでしたが、それでも進み続けるしかありません。一日の終わりには、今住んでいるテントへ戻るための交通手段を必死に探しました。戦闘が始まって以来、交通手段はほとんど機能しておらず、かろうじて動いている車も、絶え間ない爆撃の危険を抱えながらの移動です。私は炎天下の中、二時間も乗り物を探し続け、足はかろうじて体を支えていました。

ようやく、小さな車を見つけました。中は人で、ぎゅうぎゅう詰めの状態でまるで檻に閉じ込められた鳥のようでした。私は窓際に座り、力を振り絞ろうとしながら、「もうすぐテントに着ける」と自分に言い聞かせていました。ただ、ぼろ布の上でもいいから、頭を休めたかったのです。しかし突然、走行中に耳をつんざく爆発音が空気を裂き、地面を揺らしました。運転手は急ブレーキを踏み、その軋む音と乗客の叫び声が混ざり合いました。一瞬、心臓が止まったように感じました。私は窓の方に素早く目を向けると、黒い煙が空高く立ち上り、ハンユニスでは建物が次々と崩れ落ちているのが見えました。

「ここで何が起きているの?今、いくつの家が破壊されているの?この瞬間、何組の家族が引き裂かれているの?」と口を動かすことも出来ず、あまりの衝撃に、頭は真っ白になり、祈ることさえも忘れてしまいました。ただ、終わりのない悪夢に閉じ込められたかのように、目の前に広がる破壊を呆然と見つめるだけでした。車の中は息苦しく、人々の顔は青ざめ、すすり泣く人もいれば、言葉を失ったかのように黙り込む人、目を黒煙の方に釘付けにした人もいました。

恐怖がすべてを飲み込みました。もう道のこともテントのことも考えられず、ただ死がすぐそばにやってきているという感覚が、心の中で一杯でした。「これが私の最後の呼吸になるの?これから爆撃を受けるの?」と体は震え、手は窓に押しつけられ、指先はしびれて感覚がなくなるほどでした。運転手は急いで進もうとしましたが、道は瓦礫でふさがれ、ドローンや戦闘機の音が空に満ちて、まるで私たちの一息一息を見張っているかのようでした。

この数分が何時間にも感じられ、一瞬一瞬が命の終わりをはらんでいるようでした。ようやく車が動き始め、黒煙は私たちの背後となりましたが、車の中には、恐怖は残り、胸に重くのしかかるように押しつけられているようでした。その日の夜、テントに戻ったときも、私の心はまだハンユニスの家と夢が飲み込まれた瓦礫の中にありました。暗闇の中で座りながら、私はあの光景を何度も思い返し「一体、こんなことは、いつまで続くの?いつまで亡くなった人の数を数え、偶然に生き延びられた日が続くの?」と自分に問いかけました。


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