新しいテントでの避難生活が4日ほど続いたあと、私たちが元々いた場所からイスラエル軍が突然撤退したのです。そこには私たちのテントがありました。家族と私は長い間迷いましたが、何度も話し合った末に、そのテントへ戻ることを決めました。持てるだけの、しかし少しの荷物をまとめ、帰る準備をしました。ようやくテントにたどり着き、座って休んでいると、ほんの10分もしないうちに恐ろしい爆発音が響きました。人々の悲鳴が通りに響きわたり、「戦車がまた侵攻してきた」と叫ぶ声が広がりました。
母は泣き崩れ、震える声で「これからどこへ行けばいいの?」と何度も私に問いかけてきました。疲れ果て、ようやく戻ったばかりなのにまだ一息つくことさえできませんでした。まるで運命に嘲笑われているように感じました。その日はこれまでで最悪の日でした。混乱と恐怖、そして死の気配が再び私たちを包み込んできたのです。戦車が砲撃を始めたので、私たちは慌てて逃げ出しました。銃弾がテントの布を突き抜け、そのたびに体の奥まで震えが走りました。またしても死と向かい合い、その影がすぐそばに迫っているのを見たのです。
私たちは通りへ飛び出しました。持ち出せたのは軽い荷物だけで、ほかの物を持つ時間は全くありませんでした。一歩一歩が前より重く感じられ、体は疲れ果て、心は怒りと痛みでいっぱいでした。行き先も、安全な場所も、確かなものは何もなく、ただ不安な未来だけが前に広がっていました。父と二人の兄弟、妹が私のそばを歩いていました。彼らが背負っていたのは荷物だけではなく、耐えがたい悲しみや恐怖、そして屈辱の重みでもあるのです。
私の心は押しつぶされそうになりました。繰り返される避難、荷物をまとめ、逃げ、戻っても、また追い出される、こうした果てしない繰り返しに、私のエネルギーが吸い取られてしまったのです。恐怖は、まるで二つ目の鼓動のように胸の中に刻まれていました。足は疲れで震えていましたが、本当につらいのは体ではありません。家もなく、安心もなく、安全を感じられる瞬間さえないこと等、その苦しみの方がはるかに大きかったのです。どれほど長く逃げ続けられるのでしょうか。死がすぐ背後に迫るこの生き方をいつまで続けなければならないのでしょうか。
